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2021年のこども美術館を開催しました

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2022/01/06

しぜんの国保育園では、11月25日、26日の2日間、「こども美術館 2021」を開催しました。例年開催している大切な祭典です。東京都の新型コロナ感染症の状況が落ち着いてきたため、ご家族の中から1名という制限を設けつつも、保護者の方々には足をお運びいただき、子どもたちの生活の中から生まれた作品とその過程をご覧いただくことができました。


陶芸作品はライトアップして野外に展示し、エントランスから園庭まで施設を広く使って空間を構成しました。


ふだん子どもたちが使っているアトリエや図書室などそれぞれの部屋にも、ファッションの作品を展示。一つずつマテリアルを選び、思いおもいのデザインで試行錯誤しながら作った様子が垣間見えます。


作品だけではなく、そこに至るまでにどんな思考があったのか、
保育者が綴るドキュメンテーションと日々の写真も一緒に展示しています。来場した保護者の方々からは、作品を説明する姿に成長を感じた。自分の作品だけでなく友達の作品も楽しんでいる姿があり印象的だった、一つひとつの作品からストーリーを想像できた、といった感想をいただきました。


2021年こども美術館
館長からのメッセージ

「自分の絵は 自分が好きだったらいいんだよ」
けやき組のYくんが、何人かの子どもたちと絵を描きながら 
ふと、口に出した言葉です。

子どもたちと日々を重ねる暮らしの中で
浮かび上がる 気持ち、動き、呼吸する音。

心臓のリズムは、
子どもたちの人生の
主題歌です。

しぜんの国の
こども美術館は、
子どもたちの
そんな日々の軌跡を
見つめ、大切にする日。

子ども、子どもたち、そして
それを支える環境と大人のまなざし。

しなやかな心をたずさえて
響き合う子どもたちの生きる道に
そっと触れましょう。

齋藤 美和