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今年はオンラインで開催!世界を繋ぐ・世界を覗く『サウンド園庭 2020』

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2020/11/20

開催にあたって

こんにちは、しぜんの国保育園の齋藤紘良です。

僕たちは、毎年、園舎を1日開放して、『サウンド園庭』という音楽をメインとした催しを行なっております。今年は集団感染を避けるためにも園舎を解放せず、オンラインで開催する事にしました。

そのような方向に決めてはみたものの、本来のサウンド園庭の趣旨である「保育園を開いて新しい出会いに気づく」というものがオンラインで実感できる取り組みはどういったものかを話し合いました。

リアルで保育園を開きたい…でも開けない….であればオンライン先の窓を開いてもらったらどうだろうか。

そういった流れから、ゆかりのある人々の居場所から窓の外に広がる景色や音を開いてもらう企画が出てきました。

世界各国の窓を開けばみんながつながっている、というような大それたことではなく、「ひらく」という行為からこれまでとは少し違った新たな出会いに気づくかもしれないなどと淡い期待を胸に、今年のサウンド園庭を開催したいと思います。

ご覧の皆さんも、開催中にそれぞれの想いやタイミングで窓を開けてみてください。

もしかすると昨年とは違った出会いがあるかもしれません。

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『サウンド園庭2020』

日時:2020年12月13日(日) 13:00 配信開始 18:30 終演予定
 
社会福祉法人 東香会 公式YouTubeチャンネル「ひがしにかおる」より配信
*アーカイブをご視聴いただけます。
*ぜひチャンネル登録をお願いします!
 Facebookイベントページ 
*ぜひ「参加」「興味あり」のボタンを押して、拡散にご協力いただけましたら幸いです!

参加費:無料(PayPalによる投げ銭制)
東香会PayPalアカウント
*投げ銭いただくには予めご自身のPayPalのアカウントをご登録いただく必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。

主催:サウンド園庭事務局
協力:社会福祉法人 東香会

<タイムテーブル>


<トークゲストプロフィール>

野島 耕平 Kohei Nojima
インテリアデザイナー/ディレクター オーストラリア在住
Studio Jigen 代表、コクヨ(株)クリエイティブデザイン部。オフィスや保育・教育施設を中心に、インテリアの企画、設計、デザインに従事。クライアントとの対話を通じて、実現したいことの本質を見極めた提案を行う。2018年、東京からオーストラリア(アデレード)に拠点を移し、2019年に自身のデザインスタジオ Studio Jigen を設立。自然豊かな環境で、こどもたち(8歳娘・0歳息子)を育てながら、国境を超えた多くのプロジェクトに携わる。
https://www.studio-jigen.com

王惠瑩 オウ ケイエイ
台東市四維保育園園長 台湾台東市在住
1993年より幼児保育に携わり、主任やアドバイザーの役職を経て2020年8月四維保育園園長に就任。四維保育園では、プロジェクト・アプローチ体験型学習を始め、レッジョ・エミリア教育のエマージェントカリキュラムを取り入れている。

Luiza Herdy
ドキュメンタリーフォトグラファー/クリエイティブプロデューサー ブラジル在住
ショートストーリー・ドキュメンタリー制作からキャリアをスタート、本質を捉えた力強いビジュアルを織り交ぜながら、登場人物とその人生の独自性を捉えた表現を信条とする。ロンドン芸術大学で映像の学士号を取得。独立系制作会社SECONDS.TVを友人と共同設立、現在、故郷であるブラジル/ブラジリアに拠点を置き、独立系ブランド、グローバルブランド問わずコラボレーションし、質の高い映像作品を制作している。自主制作も多数。
https://www.luizaherdy.com/
最近の作品
https://vimeo.com/475196548

Maria Tri Sulistyani (Ria)
人形劇カンパニー「Papermoon Puppet Theatre」アーティスティック・ディレクター インドネシア在住
ジョクジャカルタを拠点とする人形劇カンパニー「Papermoon Puppet Theatre」の共同設立者/アーティスティック・ディレクター。これまでに30以上の人形劇やインスタレーションを制作し、10か国以上で上演。2008年には国際人形劇ビエンナーレ「Pesta Boneka」を立ち上げる。各国で受賞歴多数。
https://www.papermoonpuppet.com/

日高奈津子
イタリア在住
東京生まれ、イタリアのレッジョエミリア在住。幼少期をアメリカで過ごす。2020年のイタリアのロックダウンを機に自分を見つめ直し、大好きで20年以上続けてきた日・英・伊の同時通訳の仕事を辞めることを決意。 イタリア最南端、シチリア島とアフリカ大陸の中間地点にある小さな島に移住する計画をスタート。 夢、潜在意識、肉体意識を繋げるワークが好きで、ドリーミングから人生をクリエイトすることに最も興味がある。 趣味はコンシャスダンスと写真。美しいもの、美味しいもの、シンプルな事柄の全てをこよなく愛する自然崇拝者。

日高ガブリエーレ悠詞(ゆうじ)
イタリア在住
2003年東京生まれ、イタリアのレッジョエミリア在住。 レッジョチルドレンの保育園、幼稚園で教育を受ける。 寝ても覚めても音楽が常に頭の中に鳴り響いているMusic Addictで、小さい頃から将来の夢はミュージシャン。 ライフモットーは「 I am a serial chiller」と「feet on the ground, head in the clouds」。 2020年のロックダウン中に切ない気持ちを綴った幾つかの曲を書き、リリースする。
好きなこと: 表現法にとらわれず、芸術的で質の高いものを生み出すこと。

齋藤 美和 しぜんの国保育園 園長
青山 誠 上町しぜんの国保育園 園長
名古屋 彩佳 渋谷東しぜんの国こども園 園長


<ライブゲストプロフィール>

滞空時間 Taikuh Jikang

川村亘平斎 (gmln,vo)
GO arai (vln)
さとうじゅんこ (vo)
トンチ (stpn)
鈴木雄大 (trp)
あだち麗三郎(sax per)

影絵師/音楽家・川村亘平斎の音楽ユニット。「架空の島の民謡」をコンセプトに、ガムランやスティールパンが響き合う唯一無二のパフォーマンスは、日本のみならず世界中から熱い支持を受けている。2009年にスタートし、2012年インドネシア/マレーシア2カ国ツアーを成功させ、バリライブDVD【ONEGONG】を発表。2013年に2nd album【RAINICHI 来日】を発表。小山田圭吾(cornelius)、木津茂理(民謡歌手)等豪華ゲストが参加、音楽シーンに強烈なインパクトを与える。2016年、3rd ALBUM【ウミトヨル】をリリース。常に変化し続ける彼等のお祭り騒ぎは、ますます目が離せない。西はアフリカ東は日本、広がる海のシルクロード、移ろい繋がる音の旅。
http://taikuhjikang.com/


COINN

僕たちコインは、こどもと、おとなと、あかちゃんに送る、4人組の音楽バンドです。
テレビに出てくるお歌のお兄さんにはなれないけれど、隣の家の音楽好きなおじさんみたいに、音楽の楽しさ、深さを伝える存在であるように心がけています。
人間の想像力を育み、ココロを揺るがすもの、それが音楽です。
僕たちは、楽器を抱えて、どこへでも行きます。
https://www.coinn.jp/


遠い国から届く音と風景に思いを馳せる「4分33秒」

サウンド園庭2020では、オンラインならではの試みとして、各トークの最後に「4分33秒」の静かな時間を用意しています。オンラインでつないだ国の方々それぞれの「いま窓から見える景色と聞こえてくる音」を4分33秒間流すという企画です。なぜ4分33秒間かって?それは、アメリカの音楽家ジョン・ケージが1952年に作曲した、その名も「4分33秒」という曲が由来だからです。この曲では、演奏者が音を出す指示がないので、聴衆はその場で起きている音に耳をすますことになります。

さまざまな国々でロックダウンが起きた今年は、世界中が息を潜めて静かになり、当然のように出歩いていた外の街が、絵画のように窓から眺めるだけの風景となってしまいました。今まで音楽中心のフェスを行ってきたサウンド園庭としても、その趣旨をあらためて見つめ直し、遠い場所のサウンドスケープ(音の風景)に思いをはせる時間を作りたいと考え、この試みを思い立ちました。

困難な時代に新しい生活を形作ろうとする中で、私たちはお互いに離れていても時間を共有できることを知りました。遠くの国で「何も起こらない」が起こり続けるひとときを一緒に楽しみましょう。