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しぜんの国で働くということ マルチに活躍する藤田さん インタビュー

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2019/02/19

今回は、しぜんの国保育園の用務員さんとして働く藤田さんのインタビューです。

園長先生には「なんでもできるスーパーマン」と頼りにされ、子どもたちにはリフォーム専門業者と勘違いされ、事務長さんに聞けば、「掘れば掘るほど色々出てくる人」、と称される…。普段何をしているかと聞けば、通称「藤田小屋」で、工具を楽器代わりにノリノリで家具を作っていたり、保育園の田畑の管理をしているとか。

なんだかマルチそうだけど、藤田さんってどんな人なのでしょう?
気になって、お話を聞いてみました。


まず、最近ハマっていることを教えてください。

バーベキューです!休日に子どもの友達と、その家族を集めて開催しています。平日も週末も子ども漬けですね 笑。あとは、自宅で小屋作りもしています。

自宅で作っているという小屋。DIYとしてはかなり本格的!!

得意なことは何ですか?

家具製作、料理です。

好きな音楽を教えてください。

若い時はファンクをよく聞いてました。SUPER BUTTER DOGとか、JAMES BROWNとかが好きです。

普段、工具で作業する時は、J-waveをかけながらやっています。ここで働く前には色んな仕事をしていて、家具を作る仕事をしていた時は、いつも音楽を聴きながらやっていたんです。音楽をかけるとスイッチが入って、 いい曲が流れると捗るんですよ。

作業の様子。テーブルにかんなをかけているところ。

藤田さんはマルチな方と聞いているのですが、どんなことをしていたのですか?

学生の頃は、小学校の先生になりたかったのですが、高校から他のことに興味が湧いてしまって。大学も教育系を専攻してましたが、家具を制作したり、イタリアンのシェフをやったり、いろんなことに興味があって、迷った時期が多かったんですよね。でも、今はやってきたことが全部結びついて、しっくりきています。保育園で働き出して10年になりました。

味噌玉を仕込む藤田さんと子どもたち。

保育園で働き出したきっかけは何だったんですか?

奥さんが別の保育園で調理師として働いていて、ここで職員を募集していることを知りました。働き出してすぐに、いろいろやってきたことを発揮できる環境だ、と感じました。

10年前と比べて、変わったことってありますか?

そうですね。世の中の規制が多くなっていると感じます。そのために、できないことが増えて、体験できることが減りつつある。子どもたちとの漬物作りなども、昔はやっていましたが、今は衛生面などが厳しくなりなかなか作れなくなりました。

子どものことで言えば、山の中に入って遊ぶこともあり、昔の子は足腰が強かったですね。動きを見ていてそう思います。もっとアグレッシブに遊んでもいいかも!って思うこともあります。

 

具体的なお仕事の内容を教えてください。

時期によっていろいろです。行事やイベントの時は準備や設営を行いますし、遠足などにはバスの運行もします。みんなで焼きそばを作ったり、ピザやチキンを焼いたりする事もあります。得意な木工で園内の物を作ったりもしています。

だいたい7時半には出勤して、保育園の田んぼや畑の作業をしている事が多いです。ここに来てからお米や野菜の育て方、管理の仕方を覚えました。収穫はここにいるみんなでします。調理室で美味しいものを作って、食卓を囲んで食べます。

お昼を過ぎれば、環境整備や持ち込まれる色んなものの修理作業など、本当にいろいろやっていますね。

昔作ったという、藤田さんによるツリーハウス(!)老朽化でもうないとのことで、とっても残念…

最後に、仕事で楽しいと感じる瞬間を教えてください。

ものを作って喜んでもらえた時、料理を作って喜んでもらえた時が一番ですね。


謙遜しつつも一つひとつの質問に答えてくれた藤田さんは、あくまで自分のことをひけらかさないのです。しかし、まだまだ知られざる事実があるに違いありません…。食育を大切にするしぜんの国では、野菜やお米などを収穫し、みんなで食べますが、こういった作物を美味しく食べられるのも、ふだん管理してくださっている藤田さんがいてこそなのですね。中途半端にできる人はいても、一つひとつを極めている、本当にマルチな人ってなかなかいないかもしれません。町田の器用でファンキーな用務員さんとして、これからも子どもたちと一緒に貴重な体験を作ってくれることでしょう!


しぜんの国で働くことに興味のある方は、ぜひ東香会の採用ページもご覧ください。