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渋谷東しぜんの国こども園 small alley こども美術館を開催します

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2023/11/11

渋谷東しぜんの国こども園 small alley は、「いきいき」という理念のもと、「すべて、子ども中心」を合言葉として2018年10月に開園しました。
保育園生活の中で、子どもたちは、モノや環境や事象との出会いを繰り返します。その生活の積み重ねの中で生まれてきた軌跡を、作品として披露する場が「こども美術館」です。「こども美術館」は園の大切な行事の一つで今年で5回目の開催となりました。今回は一般の方にもご参加いただける内覧会とワークショップを行います。

渋谷東しぜんの国こども園 small alley こども美術館 
日時:2023年11月18日(土) 16:00~18:30(最終受付18:00)
場所:渋谷東しぜんの国こども園 small alley
一般参加者向け内覧・ワークショップ:予約受付は終了しました

「こども美術館」によせて

子どもたちは日々様々な事象と出会い、触れ、感じ、のびやかに表現することを楽しんでいます。保育者は子どもの表現がうまれるまでの文脈をその子の出会いや関係性からたどり、『スケッチ』という記録を描きます。「こども美術館」はそんな子どもたちの『表現』と『スケッチ』が展示される日です。できばえではなく、子どもの表現からその瞬間の情動を感じ、思いに触れる、そんな時間を大切にしたいと思っています。

「こども美術館」に訪れるみなさまも、様々な生い立ちと出会いによって、それぞれの文脈をもっています。展示された表現とスケッチをみながら、ご自身の文脈をくわえて、子どもの思いを分かち合い、あの子って素敵だね、面白いねと一緒に語り合いましょう。
(渋谷東しぜんの国こども園 園長 名古屋彩佳)

今年のこども美術館のテーマは『マグマ』 テーマ設定の背景や「こども美術館」の見どころ

今年のこども美術館のテーマは『マグマ』です。

遊びの意欲と創造性は、それぞれの内から溢れてきます。
遊びの中でいろいろな物との出会うこどもたち。
その中で結ばれる関係性の広がり方と速さ、カタチは一人ひとりに違った物語をつくりだします。
周囲の環境に影響を受け、与えながら個々の表現が生み出されていきます。
私たちは、このような遊びの中で紡がれるものたちのその様子が、マグマに類似しているのではと考えました。

山の内、奥底に潜むマグマ。
ドカンと外にとび出すと、さらさらやねばねばと山肌を好きなように流れる。
そうして山々の地形がつくられる。
熱は雨を呼び、冷えて固まると岩になる。稀に宝石にもなる。
周囲の環境に影響を受け、与えながら個々のモノたちが生み出されていく。
このように多様に変化していく一人ひとりの表現とその文脈を楽しんでほしいなという思いを込めて、2023年度は『マグマ』としました。

渋谷東しぜんの国こども園では、作品も大切にしますが、至ったプロセスこそ丁寧に記録してゆきます。子どもたちと共に生活し、心を寄せる保育者が書き綴った作品のキャプション(説明文)にもぜひご注目ください。
子どもたちの「いま、この時」に感じる心を作品を通して体感できる美術館です。

キッチンスタッフ特製スーベニア(お土産)

訪れた方々に美術館のテーマに合わせたスーベニアをご用意しています。
キッチンスタッフ特製の肉まんをぜひお召し上がりください。


マグマは視覚だけでは捉えられない存在である。熱、エネルギー、そして匂い。
美術館は「視覚」に訴えるものが多いと思うので、キッチンとしてはマグマのビジュアルよりも「触覚」「味覚」「嗅覚」または内臓の感覚、さらには「ムード」等を内包した「こども美術館」のスーベニアを作りたいという想いがあります。温かさ(熱)とスパイスの香(広がり)で、皆の「マグマ」の記憶を胃の中で繋ぐ。1階ピロティに蒸し器を出してキッチンスタッフが手渡しする。立ち上る蒸気。温かいカレーのあんが、ドロっと、じわっと、ほっと、晩秋の渋谷川沿いを帰る家族たちの胃と心に拡がっていく。そのときの感覚と、「こども美術館」の作品たちの記憶が繋がっていきひとつの想い出として定着していくといい。

2022年こども美術館 開催の様子

来場した保護者からのコメント:
スケッチは園の子ども達の日々の暮らしを垣間見ることが出来て大変興味深かったです。保育の中で、ここまでしっかりと個人を見ていてくれていた事に驚きました!同じクラスのお友だちのものはもちろんの事、別の年齢の子たちのものも拝見して、今後成長していくとこんな感じになるのか〜とわくわくしました。


一般公開向け内覧・ワークショップのお申し込み

*予約受付は終了しました