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上町しぜんの国園内勉強会

上町しぜんの国園内勉強会「サービスを越えてコミュニティへ〜どうしたらみんなで暮らせるの?」ゲスト:西川正さん

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2023/08/29

上町しぜんの国保育園で年間をとおして開催している園内勉強会。
今年度は連続セミナー「上町しぜんの国保育園 園内勉強会」として、「まなびをひらく」をテーマに、園内の実践を外へと開き、また外部からのゲストをお招きして、対話の輪をひろげています。
ゲスト回は、オンラインでどなたもご参加いただけます!

9月のゲストは、ハンズオン埼玉の西川正さんです。


上町しぜんの国園内勉強会
サービスを越えてコミュニティへ〜どうしたらみんなで暮らせるの?
2023年9月15日(金) 19:00 – 21:00

ゲスト:西川正さん(ハンズオン埼玉)
主催者・ホスト:青山誠
オンライン参加チケット:2500円
イベント詳細・チケットお申し込みはこちら(Peatix)

※本セミナーは保育セミナー「うたげと初心2023」の通年企画です。


サービスを越えてコミュニティへ〜どうしたらみんなで暮らせるの?(主催者、青山記)
子どもってサービスで育つのかなぁ。そんなことを私(主催者の青山)は常々思っています。保育行政や世間からは当たり前のように「保育サービス」といわれて、保育の「質」を維持向上せよと言われますが、なんだか砂を噛むような思いでいます。サービスだとしたら、親向けと子ども向けと、親と子どもとニーズが違うような気がします。親は汚れてほしくない、でも子どもは泥んこになりたい。そんなとき「保育サービス」はどちらのほうを向くのでしょうか。サービスの質を維持向上というけれど、場によって暮らしている風景も、暮らし合う人も違うのに、一定の質なんてありうるでしょうか。そしてその先にほんとうに幸せってあるんでしょうか。

サービスにどっぷり浸かってしまった私たち。常にサービスを他者に要求し、自分のニーズが当たり前のように他者からいつでも同じような「質」で提供されることに慣れ、そんなふうにして失ってしまったものは、自分たちで手作りで隣近所や「わたしたち」という群れを作り上げる時間だったり、温度だったのではないでしょうか。

現状、「おおやけ(公)」とつくところは、だから苦情を言ったもん勝ちになり、四角四面のルールが横行し、あげくのはて「だれにとっても居心地の悪い、監視しあうような場所」になっているように思います。

でもどうやったら私たちはサービスを越えて、一緒に暮らし合うコミュニティを取り戻せるのでしょうか。都合不都合を持ち出し合い、粘りあい、ときには寄せたり引いたりしながら、明日もともに暮らしていく。そんなことをどうしたらできるのか。もう、ここは達人に聞くしかない、そんな思いで西川正さんをお招きします。

西川さんのコミュニティづくりを見ていると、いつもくすっと笑っちゃいます。いつでも楽しんでやっている(ように見える)ので、つい、簡単に思えてしまいます。でもそれは達人だからなのか、どうなのか。ご本人いわく「そのことをずっと考え続けてきて、試行錯誤してきただけ」とのこと。そのあたりのことも含めて、どうやったらサービスを越えていけるのか、その具体をお聞きし、対話してみたいと思います。


ゲスト紹介 西川正さん

西川正さん

特定非営利活動法人ハンズオン埼玉理事。学童指導員、出版社、NPO支援センター等を経て、2005年、ハンズオン埼玉を設立。「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーンなど、さまざまな市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる一方、まちづくりや子育て支援の研修等の講師やファシリテーターとして活動。保育所保護者会、小学校PTA、民生委員など地元での活動多数。元恵泉女子学園大学特任准教授。大妻女子大学等で非常勤講師。NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会理事、生活協同組合パルシステム埼玉理事。2022年4月からは岡山県真庭市立中央図書館長を兼務。
著書に『あそびの生まれる場所~「お客様」時代の公共マネジメント』(ころから刊)。